トルコ与党AKP勝利
トルコで29日、統一地方選の投開票があり、エルドアン首相率いるイスラム系の政府与党・公正発展党(AKP)が全体で39%の得票率を獲得し、勝利した。しかし、07年総選挙時の得票率47%を大きく下回ったほか、重点区に位置づけたクルド人の多い南東部の拠点都市ディヤルバクルの市長選を落とすなど、厳しい結果となった。
改革路線を進めるAKPは外資参入に伴う「バブル景気」で、これまで支持を維持してきたが、世界金融危機のあおりでトルコ国内の失業率は13.6%に上昇。政府の対応の鈍さを非難する声も出ており、今後、政策の見直しも迫られそうだ。
トルコ紙ヒュリエト(電子版)などによると、開票率97%でAKPの得票率は38.99%。ディヤルバクル市長選でクルド民族主義政党の民主社会党(DTP)の現職に再選を許したほか、西部の工業都市イズミルなどでも敗れた。一方、世俗派の最大野党である中道左派・共和人民党(CHP)は07年総選挙時を3ポイント上回る23.22%の得票率を獲得した。
エルドアン首相は選挙結果について「世論の声を受け止め、教訓を学ばなければならない」と述べて落胆の色を隠さなかった。首相は先に、得票率が47%を下回れば「失敗と考えなければならない」との認識を示していた。
更新日:2009年03月31日 05:04


