リーマンCDS決済は大波乱ない見通し
経営破綻した米リーマン・ブラザーズのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の決済日が21日に到来するが、厳しい担保設定により大きな波乱はないとみられている。
市場では、資金不足でカウンターパーティーとの決済ができないとの見方がでていた。
ING(ロンドン)の金利ストラテジスト、パドレイク・ガーベイ氏は「リーマンCDSの売り手となったヘッジファンドは、しぶしぶ負担せざるを得ないだろう」と述べた。シティグループやバークレイズ・キャピタルのアナリストも、21日に関する市場の懸念は行き過ぎとの見方を示した。
CDS市場の慣例では、価値が変化した場合、カウンターパーティーは担保を日々調整する必要がある。リーマンの場合は破綻前後に価値が下落しており、売り手は米国債などのキャッシュに近い担保を差し入れる必要があった。特に破産法適用申請後4―5日間は、大幅な担保差し入れが要求された。
リーマンCDSの清算値は8.625%で決定した。しかし清算値決定までに市場での見通しも10%前後まで低下していた。バークレイズ・キャピタルのクレジットストラテジスト、パニート・シャルマ氏は、支払い能力のある機関、あるいはこれらのカウンターパーティーはこの水準付近まで担保を設定しているはずだと述べた。
しかし一部のヘッジファンドやレバレッジ投資家にとっては21日は重圧となる可能性がある。シャルマ氏は、リーマンの破綻だけなら80億ドルに上るCDS支払いはファンドの破綻につながる可能性は低いが、現在の状況は異なると指摘。「コモディティ、株式、クレジット商品、ボラティリティやその他ポジションからの追加証拠金は多大」でヘッジファンドの重圧は相当だとし、21日は一部にとって「最後の一撃となる可能性」があると述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000961-reu-bus_all
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